無理な結論は出さずに逃げる
中国側は自分の結論は言わないのに、日本側には結論を急がせようとします。
これも交渉の常套手段ですが、日本企業の多くは結論を明確にしようと急ぐ傾向があります。
飛行機でやってきて結論が出なければ、自分たちの努力は何だったのか、情けないじゃないかと考えるわけです。
中国では危機一髪をうまく脱出できる才能を尊敬する風潮があります。
どんなに決断・結論を迫られても、ひとまず留保して「しばらく考えてみる」「持ち帰って検討してみる」と言って逃げることは恥ずかしいことではなく、むしろ懸命な戦略でしょう。
あたら時間に追われ、熟慮することなく無理に結論を出す方が恥なのです。
性急に結論を出してしまうと、その後の交渉は足下を見透かされ、中国側に主導権を握られてしまうことになります。
自らの責任を中国側に認知させる
『適当なところ』で妥協することなく、議論を尽くしてパートナーとしての責任を認知させましょう。
例えば、中国側の怠慢による小さなミスを大げさに取り上げて追求するとか、契約書や定款に書かれている中国側の責務の中で、日本側にとって都合のよいところだけ取り上げて追い詰める、ぐらいはやるべきでしょう。
また、中国の役人はいかに責任を回避するかを真っ先に考えます。
彼らと交渉する時は、責任を負わせないように見せつつ、最終的には相手に責任を自覚させるテクニックが必要です。
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